【第一部】スイーツコンシェルジュイベントSWEETS COMMUNITY spring meeting2016

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こんにちは!フードアナリストの愛です。

今回は2016年4月10日に開催された一般社団法人日本スイーツ協会主催のスイーツコンシェルジュのイベント「SWEETS COMMUNITY spring 2016」の様子をレポートしたいと思います!
まずは第一部の座談会【「モンディアル世界大会とスイーツトレンド最前線」並木麻輝子氏(スイーツジャーナリスト)×藤井シェフ×横田シェフ】をお届けします!


開会の挨拶

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まずは代表理事・辻口博啓氏による開会の挨拶です。

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スイーツは様々なビジネスにコミットするツールである、というお話しでした。ラ・ベットラ・ダ・オチアイの落合シェフと協力してスイーツとイタリアンのコラボ、スイーツとイタリアンの組み合わせ等も提案していけたら、と、興味深い内容のお話も。

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第一部 座談会「モンディアル世界大会とスイーツトレンド最前線」並木麻輝子氏(スイーツジャーナリスト)×藤井シェフ×横田シェフ

次に座談会です。

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モンディアル世界大会(モンディアル・デ・ザールシュクレ)とは、2008年から2年に一度開催されている、国別対抗の国際製菓コンクールです。事前に申請したテーマに基づき、20時間で7種類の作品を制作します。7種類の作品のうち、アメ細工、パスティヤージュ、チョコレート細工では技術と芸術性を、ガトー・ド・ヴォワイヤージュ、アントルメ、ボンボンショコラ、ショーフロアデザートでは、技術力と芸術性に加え、美味しさを審査し、総合的に評価がなされます。当日、すべての作品を会場内で作るという、精神的、体力的にもかなり厳しい大会です。

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座談会は、大会当日のもようをスライドで振り返りながら並木氏が藤井シェフと横田シェフにインタビューするという形で進行していきました。

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以下、メモを頼りに書き起こしてみます!

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会場のブースはくじ引きで、横田シェフが広いブースを引き当てたそうです。

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搬入はトラック。

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大会は二日間に分けて、Aブロック・Bブロックに分けて行われました。

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チョコレート5kg×3の予定が、2kg×3しか用意されていないというハプニングがあり、後で追加で用意してもらったそうです。

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大会にあたって集まった寄せ書き。両シェフが朝ドラ「まれ」の撮影にも協力していたことから、寄せ書きにはタレントさんの名前もあるそうですよ。

ここからは大会の様子です

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チョコレートのモールド

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デザートを出す準備中。ショー(あたたかい)フロア(冷たい)があるので、時間調整が大変だったとか。

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オーブンの説明を聞いている間に大会が始まり、アイスクリームの機械については大会中に説明されるなど、バタバタしていたようです

日本チームのデセール(皿盛りデザート)は大会で一位を獲得!

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グランマニエ(オレンジリキュールの一種)とバニラアイス、グランマニエのガナッシュ入りのフォンダンショコラ、間にオパリーヌ(透明の板状の飴)。テーマが「美女と野獣」なので、薔薇の花びらをあしらったそうです。

続いて、二位になった日本チームのアントルメ(ホールケーキ)。

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アントルメは、チョコレートを使う・グラサージュを使う・もう一つ別の味をつける、が条件だったそうです。日本はヘーゼルナッツとミルクチョコのガナッシュ、ゆずのコンフィチュールを使ったアントルメ。

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かなり大量のゆずを使用していて、時期によって味の変わるゆずの調整が大変だったとか。

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こちらはマレーシアのアントルメ

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日本チームのチョコレート細工

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アメ細工(「美女と野獣」の美女のスカート)

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パスティヤージュです。パスティヤージュは別名シュガークラフトとも呼ばれ、 砂糖・ゼラチン・卵白などを練って作る粘土のようなものです。これは「美女と野獣」のイバラのイメージ。今回の大会は男女ペアになって力を合わせて作業することが求められたので、一人でできる作業でもあえて二人でやってみたりといった工夫をしたそうです。

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ピエスモンテの作業中。ピエスモンテとは、ウエディングケ-キや工芸菓子の様に大きな洋菓子を指します。「ピエス」と略して呼ばれることもあります。

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こちらはガトー・ド・ヴォワイヤージュ(焼き菓子)
条件はコーヒーを使うこと。リング状は珍しいそうです。説明が長くて覚えてませんが、要はコーヒーとイチジクのパウンドケーキみたいでした。こちらは試食でいただくことが出来ました。

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さすがこの部門で第二位になっただけあって、とても美味しかったです!

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ピエスモンテ 「美女」の裏側の制作過程です

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日本チームの応援団

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こちらはボンボンショコラ。条件は、モールド、、ガナッシュ、オリジナルのチョコレートという3種類だったそうで、日本チームは紅茶のプラリネ、オレンジのガナッシュ、タルトタタンをイメージしたリンゴ型のショコラで戦いました。

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「美女」のアメ細工です

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パスティヤージュ。ガトー・ド・ヴォワイヤージュ(焼き菓子)が中に入っています

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「美女と野獣」の完成品。アメ細工の美女が左、パスティヤージュとガトー・ド・ヴォワイヤージュが中央、チョコレート細工の野獣が右に並んでいます

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「野獣」の完成品アップ。ボンボンショコラが階段の上に乗っていたりシャツのボタンに使われています。これほどチョコレートを大量に使ったチョコレート細工は珍しく、かなり注目を集めたそうです。

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こちらはマレーシアの作品。「不思議の国のアリス」がテーマです。日本とはディズニー対決だったわけですね!

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総合一位になったイタリアのデセールです。

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スイスのデセールです。ムーラン・ルージュがテーマということで、赤い風車がモチーフになっています。

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イタリアのアントルメ

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フランスのアントルメ

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得点です。

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総合3位!藤井シェフによると作業点が低かったのが今後の課題だそうです。

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2位のマレーシアの作品

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1位のイタリアの作品。海がテーマです。

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表彰式。両シェフは優勝できなかったことを悔しく思われているようでしたが、3位という結果は素晴らしいですね!

最後に、並木麻輝子氏、藤井シェフ、横田シェフに今後の展望を聞いて第一部は終了!
興味深いお話をたくさん聞くことができて楽しかったです。

第二部に続きます!

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ABOUTこの記事をかいた人

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フードアナリスト・グルメブロガー 佐藤愛
実名グルメサイトRettyにてフォロワーが1万人を超すレビュアー。
愛知県出身。幼い頃から甘い物が好き。祖母が茶道に携わっていたことから和菓子への造詣を深めていき、洋菓子好きの両親の影響で様々な洋菓子も食べ歩く。
結婚を機に上京。実名グルメサイトRettyに登録してからは勤務地の新宿のランチと都内のスイーツ全般を中心に食べ歩き、レビューすることの楽しさに目覚める。ほどなくして新宿エリアの№1レビュアーに上り詰めるが、退職して2014年11月フードアナリスト4級取得。
現在はエリアを問わず都内の有名スイーツやカフェを中心に食べ歩くとともに、居住地である多摩市周辺の有名グルメサイトに掲載されていない店舗に訪問してレビューを投稿し、地域グルメの啓蒙・発信の一翼を担っている。
最近の楽しみは、観光で東京に来る友人知人にオススメのお店を紹介すること。
将来の夢は、ブログを英語でも執筆して日本に来る外国人観光客へのグルメ情報を発信すること!

グルメニュースサイトmacaroniやおでかけプラン提案サイト「Holiday」にも記事を寄稿中!
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